SさんのStory<IT企業マネージャー> - 従業員満足度調査・360度評価のリアルワン株式会社 - 人と組織の成長を支援

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2019.04.11

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女性管理職~それぞれのStory~

COLUMN

360度評価

SさんのStory<IT企業マネージャー>

リアルワン株式会社では、管理職、マネージャーの方々のマネジメント力向上のためのツールとして、360度評価サービスを提供し多くの企業様にご利用いただいております。
このコラムでは、管理職を目指す女性が勇気を持てるようなコンテンツをお届けすることを目指しています。

360度評価サービスを利用される立場になる女性マネージャーの方々が、管理職の仕事に、どのようなやりがいを感じておられるのか
そして、どのように成長されてこられたのか、あるいは業務やプライベートで、日々心がけておられることはなにかなどは、
多くの皆さんの興味あるテーマだと思います。

活躍する先輩たちの発想やマインドセット、ワークライフバランスについての考え方などが、いろいろな方々のヒントや参考になれば幸いです。

私たちは、多くの女性たちが能力や個性を生かして力を発揮できる社会になることを願っています。

今回のゲスト:S様(45歳)

プロフィール: 短大を卒業後ITサービス企業に入社。営業事務、秘書などを担当し30歳で管理職昇進。昇進後に結婚し子育てと仕事を両立。現在はアドミ、財務、プロジェクトマネージャーを兼任している。

【現在】
業種:ITサービス(従業員7名)
職種:アドミ、財務、プロマネ
ポジション:マネージャー

【目次】
1. 30歳で働きぶりを認められ管理職に昇進
2. 自分の成長とやりがいを実感、周りの社員との関係に悩む時期も
3. 子供に悲しいうそをつかれた日
4. これからの目標&後輩へのメッセージ

Story

1.30歳で働きぶりを認められ管理職に昇進

短大を卒業後、IT企業に入社しました。最初は営業事務、秘書などの業務を担当していましたが、30歳のときに当時の上司が働きぶりを評価してくださり、管理職にならないかと声をかけてくれました。まだ、自分も若く独身で上昇志向がありましたので、迷わずお受けしました。周りの人たちもみな応援してくれました。

管理職になってからは、まず年収が大きくアップしました。昇進前から業務は忙しかったのでその点は変化を感じませんでしたが、周りに認められ、頼られるようになったことで、仕事のやりがいは大きくなりました。

ただ、少しずつ周囲から距離を置かれるようにもなりました。実はドラマのように面と向かって「社長に色目を使って上に行った」と言われ、悔しい思いをしたこともあります。頼られる部分と距離を置かれる部分の両面がありました。

2.自分の成長とやりがいを実感、周りの社員との関係に悩む時期も

管理職に昇進してから、社長自身が指揮をとる会社の根幹を担うような大きなプロジェクに携わりました。右も左もわからない分野を学びながら、海外の開発会社を数社束ねて、ともに苦労をしながら、ゼロからプロダクトを作り上げていく楽しさや達成感を味わうことができました。

この経験が「やればできる。やらなければできない」という、今の自分の確固たるポリシーにつながりました。もともと「できない」と言わないことを大切にしていましたが、「やらなくてはならない」ではなく「やる」という、自分が主導権を持つ意識に変わったと思います。

仕事面は順調でしたが、他の社員との位置関係は変わっていきました。入社当時はサークルのようなノリで、みなとワイワイ飲みに行ったり、バレーボール大会をしたりしたのですが、立場が変わるにつれてだんだんと声がかからなくなります。

ほかの社員から「経営側の人間だ」という感じの発言をされるなど、距離を置かれるところがどうしても出てしまい、それを悩んだ時期もありましたね。

3.子供に悲しいうそをつかれた日

最初に昇進したときは独身だったのですが、その後結婚しました。もともと家庭と仕事は「両立」ありきという考えだったので、あまり悩んだことはなかったのですが、子供に対しては反省している点があります。

私は「親が頑張っていることを、何も言わなくても、子供はわかってくれるはず」と思い込んでいたところがありました。実は長女が小学1年生のころに、悲しいうそをつかれたことがあります。

ある日、長女が「上履きを隠された」と言いました。
「今までも何度か上履きがなくなって、グラウンドの真ん中に置いてあった」と。
すごくショックで、担任の先生に相談しました。
先生方は真摯に受け取ってくださり、娘と話をしてくれました。

そして、すべて娘のうそだったということがわかりました。

先生から電話をいただき、娘が「忙しい私に構ってもらいたくて、うそを言った」という説明を受けたとき、とてもショックで、電話口で泣いたのを覚えています。

それからは、できるだけ子供たちの気持ちに寄り添うように努めています。まだ不十分かも知れませんが……。

今の仕事と家庭のバランスは、仕事が60%、パートナーとの時間が5%、子育てが30%くらいです。もっと時間を上手に使って仕事40%、任務としての子育ては15%、子供とゆっくり過ごす時間を25%、パートナーとの時間を10%くらいに持っていけたらいいなと思っています。

4. これからの目標&後輩へのメッセージ

仕事が好きですし、これからも自分が成長していけるような人生を歩んで行きたいと思っています。何かを極めたいですね。仕事というカテゴリーとは限らないのですが、いつでも笑顔で精一杯頑張っていたい。自分の引き際は死ぬときだと思っています。

人は仕事をしている時間が1日の中で一番長いと思います。

その時間をどう過ごすのかは自分次第です。流されるのか、進むのかによって1年後、3年後、5年後に見えてくる風景はまったく違うものになると思います。

きっとみなさんも、それぞれ忙しくいろいろなことを兼務しているでしょう。でも「両立」と構える必要もなくて、自分の心の中でのバランスは「両立」でも「片方」でもどちらでもよいと思います。

上手くは言えないのですが、せっかくなら仕事も楽しんで、努力してください。
真剣に向き合うことで、見えてくることがきっとあると思います。
自分主導で前に進んでいって欲しいと思います。

まとめ

営業事務からスタートし、現在はアドミ、財務、プロジェクトマネージャーを兼務しているSさん。プライベートや仕事において、コミュニケーションの悩みなどを経験しながらも、着実にキャリアを積み上げてきました。

いつも笑顔で、今のこの時間をどう過ごすかを大切にする

この考え方が、Sさんのキャリアや人生を豊かなものにしてきたのだと思います。

構えることなく、でも自分が主導権をもって前に進んでいく
今の過ごし方が3年後、5年後の未来を決める

忙しい日々に流されそうになるときに、思い出したい言葉です。

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