けいまさんのStory 証券会社の営業マンとして挫折。“自然のままの自分”で働ける道を選択 - 従業員満足度調査・360度評価のリアルワン株式会社 - 人と組織の成長を支援

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2021.12.24

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Work & Life~それぞれのStory~

COLUMN

従業員満足度調査(ES調査)

けいまさんのStory
証券会社の営業マンとして挫折。“自然のままの自分”で働ける道を選択

多様な働き方が進み、ニューノーマル時代の生き方が問われる現在。職業人生(ワークライフ)をどのように設計していくべきかを模索している20代・30代は少なくないでしょう。このシリーズでは、様々な職業人生を歩んできた先人たちのリアルなエピソードをお届けします。今後のキャリアプランを考えるヒントになれば幸いです。

リアルワン株式会社では、企業と従業員のエンゲージメントを高め、活力あふれる組織づくりに役立つ「従業員満足度調査(ES調査)」を提供しています。誰もが充実した職業人生を歩める社会に貢献できるよう、様々な提案を行っています。

今回のゲスト:けいまさん(40歳・男性)

【現在のお仕事】
・業種:水産業(従業員87名)
・職種:総務(正社員)
・役職:係長
・勤務地:鳥取県
・勤続年数:6年

【経歴】
・証券会社(正社員)/4年
・家業の手伝い/7年
・水産業(正社員)/6年

目次:
1.【My Work & Lifeチャート】
・ 26歳:証券会社を辞めて実家に逃げ帰った惨めな経験
・ 34歳:自然のままの自分で働けることに喜びを感じた
・ 35歳:退職者が続出する状況を変えられず頭を抱えた日々
・ 知恵を出して現状を打開することを教えてくれた上司

2. 職業人生を充実させるために
・ 常にスキルアップを図り、現状に満足しないことが充実度を高める鍵
・ 自分が誇りに感じる仕事は人生のスパイス

Work & Lifeチャートから人生を確認してみる

26歳:証券会社を辞めて実家に逃げ帰った惨めな経験

私の職業人生でもっとも得点が低かった時期は、証券会社を辞めて実家の自営業を手伝うようになったときです。このときほど、自分が惨めに感じたことはなかったです。なぜなら、せっかく有名な証券会社に入社したにもかかわらず、結局そこでのきついノルマを達成できず、4年で去ることになったからです。

しかも、次の仕事にしたのが実家の自営業だったこともあり、誰もが私は実家に逃げ帰ってきたのだと思いました。実際のところ、私自身もそんな気持ちでいたので、いっそう惨めに感じました。家族も親戚も知り合いも私に対してかなり冷たい視線を向けてきたので、本当に恥ずかしく、なぜこんなことになったのかという気持ちでいっぱいでした。

33~34歳:転職に成功。きっとうまくいくという予感でモチベーション上昇

職業人生が上昇し始めたのは、家業の手伝いから抜け出して水産会社の総務として働けるようになったときです。この頃の私は、なんとか自分に誇りが持てる仕事をしたいという気持ちでいっぱいで、最後のチャンスと思い転職を決意しました。

転職に成功しなければ、この惨めな生活から抜け出すのは無理だと思っていたので、採用が決まったときは本当に嬉しかったです。自分が望む仕事に就けたという喜びと、きっとうまくいくという予感を感じさせてくれた時期でした。

34歳:自然のままの自分で働けることに喜びを感じた

現職である水産会社の総務として働き始めた34歳のときが、私の職業人生におけるハイポイントです。それまでお世辞にも良い人生を歩んできたとはいえず、自分もすごく冷めた感じで仕事をしていました。しかし、ここでの仕事はこれまでとは違い、表舞台で働くのではなく裏方として会社に貢献していくという働き方です。それが自分に合っていると感じました。

何より良かったのは、それまでの仕事ではいつも自分を偽って、必要以上にニコニコしながらお客様に接するということをしてきたのですが、総務の仕事ではその必要がありません。本来の自分を出して、自然のままの姿で働ける喜びがありました。

また、会社で起きる社員の問題を解決するという仕事内容も、自分には合っていると思いました。ようやく、誰かに何かを売り込む仕事から解放され、仕事のやりがいを実感することができました。

35歳:退職者が続出する状況を変えられず頭を抱えた日々

水産会社で総務の仕事を始めてから1年経ったくらいに、工場で働く従業員たちが労働条件に不満を訴えて次々に辞めてしまうということがありました。会社として不満を解消していく提案をしたものの、結局、退職者をとどめることはできませんでした。

私が最前線で対処しなければならず、それまでうまくいっていたのが嘘のように、何をやってもうまくいかない悪循環となってしまいました。いろいろ手を尽くしても社員は減る一方で、本当に頭を抱えてしまった時期です。

知恵を出して現状を打開することを教えてくれた上司

これまでの職業人生で忘れられない出来事は、証券会社の営業として働いていたときのことです。いくら頑張っても思ったように新規顧客を獲得できないという状況に陥っていた私に、知恵を出して事態を打開する大切さを教えてくれた上司がいました。

この上司の教えがあったおかげで、挫折しても再挑戦することが大事と気づくことができました。あきらめずに努力を重ねて、新しい道を切り拓くということを学びました。

職業人生を充実させるために

常にスキルアップを図り、現状に満足しないことが充実度を高める鍵

仕事の充実度を上げるためには、現状に満足せずに、今後どうしたら自分をさらに高めることができるのかを考えてスキルアップを図ることが大事だと思っています。現状に満足してしまうと、それ以上の成長が望めなくなり、何をやっても味気なく感じてしまいます。

また、自分が人よりも何がうまくできるのかわからなくなってしまうので、何をするにも自信が持てなくなります。常にスキルアップを目指していくことは、職業人生の充実に必須だと思います。

自分が誇りに感じる仕事は人生のスパイス

仕事が嫌だと思っているうちは、その仕事は自分にとって労働以上の意味を持ちませんが、自分がやっていて誇りに感じる仕事は人生のスパイスだと思っています。そこには、給料をどれくらいもらえるのかということ以上の価値があります。

言い換えると、給料が多いことが全てと思っているうちは、その仕事自体に価値を見出していないということではないでしょうか。自分にとって、人生のスパイスだと思える仕事こそが大事だと私は思います。

ミレニアル世代へのメッセージ

私の経験から、仕事を単なるお金稼ぎのためと考えているうちは、いつまでたっても不満しかない職業人生になるといいたいです。なぜなら、仕事自体に誇りや価値を感じていなければ、続けるのが苦痛になるからです。

逆にいうと、自分が本気でやる価値があると思う仕事は、お金を稼げるかどうかではなく、誇りを持って真剣に向き合えます。結果として、仕事をするのが嫌だと思うことがありません。ですので、職業の選択においては、その仕事に対してどれだけ誇りを持てるのかを考えることが大事だと思います。

まとめ

証券会社への入社からキャリアをスタートするも挫折を経験している“けいま”さん。自然のままの自分で働ける仕事に就けたことで、職業人生の充実度がアップしたという経験を教えてくれました。仕事に誇りや価値を感じていれば、働くことが苦痛ではないというメッセージもいただきました。

“けいま”さんと同じように、仕事がうまくいっていなかったり挫折を味わったりしている方は少なくないでしょう。ぜひ、職業人生を見直す際の参考にしてみてください。

※本記事に使用している画像はイメージです。

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