女性管理職~それぞれのStory~ <りんりんさん 機械メーカーの法人営業を10年→管理職> - 従業員満足度調査・360度評価のリアルワン株式会社 - 人と組織の成長を支援

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2022.03.28

シリーズ

女性管理職~それぞれのStory~

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女性管理職~それぞれのStory~
<りんりんさん 機械メーカーの法人営業を10年→管理職>

組織の活性化や企業の競争力を高める上で、女性が活躍できる職場づくりは欠かせない取り組みとなりつつあります。一方で、結婚・出産・育児とライフステージが変化していく女性にとって、仕事と家庭の両立は常にかたわらにある課題です。管理職への昇進をためらう女性も少なくありません。

このシリーズでは、管理職となった女性たちのリアルなエピソードを紹介していきます。彼女たちが実際にどんな壁にぶつかり、どう乗り越えていったのか。今後のキャリアに不安を持っている女性たちの参考になれば幸いです。

リアルワン株式会社では、組織力強化に役立つ「360度評価サービス」を提供しています。誰もが生き生きと働ける社会の実現に向けて、様々な角度からの提案を行っています。

今回のゲスト:りんりん様(36歳)

プロフィール:大学卒業後、法人営業を10年経験。31歳で管理職に就任。

【現在の仕事】
機械メーカーの営業職

【これまでのキャリア】
・大学卒業後、機械メーカーの法人営業を10年(従業員数約50名)
・31歳のときに管理職に就任

【目次】
1. 上司からの推薦で管理職に。周囲が全面的に応援してくれる中でスタート
2. 目標をクリアしたときの達成感はすごく大きい
3. 「愚痴を聞くために結婚したわけじゃない」と大ゲンカになったことも
4. 子供が生まれたら、潔く管理職という舞台を降りる
5. 女性管理職を目指す上で必要なのは“遠慮をしないこと”

Story

上司からの推薦で管理職に。周囲が全面的に応援してくれる中でスタート

管理職になったのは上司からの推薦です。「よく頑張ってくれているので、管理職の立場でやってみないか?」と言われたことがきっかけです。

後輩からは祝福の言葉をもらったり、「先輩なら絶対大丈夫」と背中を押してもらったりしました。夫も「仕事は全面的に協力するし、家事も手伝うから自分の力を試す気持ちで気楽に頑張ればいい」と応援してくれ、周囲の励ましがある中で管理職としての仕事がスタートしました。

管理職になって一番変わったのは責任です。それまでは、自分がいかにして売上を伸ばすか、チームの戦力となれるだけを考えてきました。管理職になってからは、プレイヤーとしての数字はもちろん、チームが目標を達成するためには誰がどう動いていけばいいのかを考える必要があります。チームの結果に責任を負わなければならないところが大きく変化したことです。

収入は、手当が高くなったので予想よりも増えました。今まで以上に多忙になった点も変化したことの一つです。

目標をクリアしたときの達成感はすごく大きい

管理職の仕事内容は、売上目標を達成するための戦略を立てて数字の管理をすることです。営業チームのリーダーとしてメンバーの日々の営業活動をチェックしたり、アドバイスをしたりします。また、報連相を徹底させています。

管理職に就いて良かったと思うのは、なんといってもチームの目標をクリアしたときの達成感がすごく大きいこと。部下に「リーダーのおかげです」と言われたときは、非常に嬉しかったです。

苦しかったことは、数字が上がらず、自分が思い描いている以上に現実は厳しいと感じたときです。ストレスが重なり眠れない日が続いてしまい、体調も崩しました。しかし、どんなときでも、管理職として部下のモチベーションを下げることはしないように気を配りました。

管理職として大事にしているのは、部下を特別扱いしないことです。好き嫌いやできる・できないで差別することがないように、強く意識しています。会社に対しては、もっと女性管理職を増やしてほしいなと思っています。

「愚痴を聞くために結婚したわけじゃない」と大ゲンカになったことも

今は夫との二人暮らしで、子供はいません。夫の職業は土日が休みの会社員なので、比較的プライベートと仕事の両立で揉める要素は少ないと思います。

管理職に就いた当初は、仕事の責任や数字が思うように伸びないことからストレスが溜まり、毎日のように夫に愚痴を聞いてもらっていました。それで私はスッキリできたので感謝していたのですが、一度「愚痴を聞くために結婚したわけじゃない。そんなに嫌なら辞めてしまえ」といわれ、私も後に引けず大ゲンカになったことがありました。

そのときに、愚痴を聞いてもらうことが当たり前になってしまっていた自分を反省しました。もし愚痴を聞いてもらえていなかったら、あるいは夫が家事などを手伝ってくれなかったら今の自分はないということを痛感して、夫に謝りました。

現在は仕事に70%ほどの時間を費やしていますが、理想は仕事に50%、夫婦の時間や自分のための時間も充実させていけたらと思っています。

子供が生まれたら、潔く管理職という舞台を降りる

今の目標は、現在の仕事を続けていって、さらに強いチームを作ることです。チャレンジしたい商材もあります。ですが、“引き際”もしっかり考えています。

今までは夫の協力があって仕事に打ち込める環境が作れ、管理職という立場も経験させてもらいました。しかし、今後は夫を支えることも大切になってきます。数年後には子供を授かりたいという話もあり、もしも子供が生まれたら、潔く管理職という舞台から退こうと考えています。

5年先、10年先は、夫を支えて子供と一緒に家族みんなが笑顔でいられる幸せな家庭を築くことが一番良いと思っています。仕事に未練はありません。

女性管理職を目指す上で必要なのは“遠慮をしないこと”

女性の社会進出は、時代とともに活発になってきていると思います。また、能力の高い女性は、どんどん上を目指すべきだと思っています。

女性管理職を目指す上で必要なことは、遠慮をしないこと。「女性だから」ということを考える必要はありません。とにかくがむしゃらに結果を出すこと、それだけです。また、周囲には「女性は結婚したら辞めてしまうのでは」「育児休業で長く休まれてしまう」と思う人もいるかもしれませんが、それを気にしてキャリアを断念するのはもったいないと思います。

現在は産休や育児休業の制度が一昔前に比べてもしっかりしているので、思い切り、自分がやりたいと思うところまでトライしていくべきだと思います。

まとめ

“りんりん”さんは営業職での頑張りが認められ、上司の推薦を受けて管理職に昇進しました。責任が重くなりストレスやプレッシャーは大きくなったものの、チームとして目標をクリアしたときの達成感が大きいのは、管理職としての喜びだと話してくれました。

ご主人の協力のもと、仕事に打ち込める環境を作れたという“りんりん”さん。女性管理職を目指す上では、遠慮をせずにトライすべきというメッセージもくれました。管理職に挑戦したいものの、一歩を踏み出せずにいる女性の参考になれば幸いです。

※本記事に使用している画像はイメージです。

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