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2017.11.16

360度評価

真のリーダーになるために

日本を代表する経営コンサルタント、大前研一氏が率いる株式会社ビジネス・ブレークスルー。
真のリーダーを養成する「リーダーシップ・アクションプログラム」について、詳しくお伺いしました。

Interviewee:
滝川 季子 氏

(株式会社ビジネス・ブレークスルー)
神鳥 朋子 氏

(株式会社ビジネス・ブレークスルー)
Interviewer:
滝本 隆

(リアルワン株式会社)
瀬戸 静香

(リアルワン株式会社)

360度評価

従来の評価手法とは異なり、周りの職場仲間などの多様な視点からの客観的な評価であるため、より多くの気づきや有益な情報を得ることができます。

サービス詳細はこちらをご覧ください。

御社のビジョンや大事にされていること、皆様の想いなどをお聞かせください。

滝川

ビジネスパラダイムが大きく転換してきている現状の日本において、社会に適応していくために、人材教育や能力開発のやり直しが必要であろうと考えています。
多くの方に、新しい経済や社会で勝ち抜いていただくために、当社は国際社会に貢献できるビジネスリーダーの排出を理念として教育能力開発プログラムを提供しています。
また、教育にイノベーションを起こすというところも大切にしています。BBT大学でもイノベーション論を教えていますが、ただ単に学校教育だけにとどまらない、新しく世の中に価値を生み出すことが大切だというメッセージを、常に学長(大前研一氏)はおっしゃいます。
常識の枠にはとどまらないものを常に考えよというのが、社員全体に浸透している思いだと考えています。

御社の「リーダーシップ・アクションプログラム」について教えていただけますか?

滝川

大前研一監修のもとに開発された、真のリーダーを養成する研修プログラムです。
特徴として、大前がリーダーの三つの条件を定義しています。「ビジョン構想力」「組織構築力」「人を動かす力」です。この三つの条件をベースに、リーダーに欠かせない力を徹底的に鍛える全く新しい研修スタイルを提供しています。
さらに、単なる知識習得ではなく、リーダーになるための哲学や行動原理、行動規範を身に着けていただくことで、リーダー自らが動いて結果を出すのではなく、周囲を巻き込み、人を動かすことによって自らの結果を創出するリーダーシップ力を身に着けていただくことがこのプログラムの特徴です。

瀬戸

いわゆるカリスマ的なリーダーではなくて、周りを巻き込んだリーダーシップというものですね。

滝川

そうです。「俺についてこい」というリーダーシップスタイルは古いと考えます。そのようなリーダーにはついて行きづらいと感じておられる方が殆どなのではないでしょうか。これからのリーダーは真の人間性が問われるのではないかと考えています。
プログラムは、オンライン講義がメインです。ウェブ上に受講生専用のプラットフォームがあり、そこで受講生同士でディスカッションし合うというのが受講スタイルです。したがって、ご本人のスケジュールに合わせて自由に受講していただけます。
例えば、誰かが投稿したら、誰かが返信して、とディスカッションは進みますが、そのタイミングはばらばらです。ただ、投稿に返信がつかないことはほとんどないですね。なぜかというと、このディスカッションをプログラムの強みにしているからです。
ディスカッションは、互いの価値観とか、ご自身の考えのぶつかり合いです。それをしないと、先ほどお伝えした自身の哲学や行動原理といったものが身につかないと考えています。ディスカッションをメインにしなければ気づきがなく、リーダーである哲学とか軸とか信念というのは築けないし、学べない、そして引き出せないということなのです。

ディスカッションが深まるコンテンツ、素材などにこだわりがあるのでしょうか。

滝川

基本的には、プログラムの構成として、「リーダースキル」と「リーダーシップ」に定義しています。「スキル」の部分は本当にハードスキル。ロジカルシンキングとか、マーケティングとか。「シップ」の部分では、何度もお伝えしているとおり哲学とかご自身の信念、大義っていうところを磨いていただく、要は人間力を磨いていただきます。
ディスカッションの場合、「シップ」の部分は、完全に自己開示ですね。
360度サーベイは自己理解に当たると思いますが、自己理解したものを「自己開示できますか?」というと、なかなか難しい。特にリーダーの方は開示がなかなかできないですね。自身の「弱み」とか、そういった部分をいかに開示できるかということでディスカッションが伸びていきます。つまり360度サーベイで出てきた結果、「部下からちょっとやりづらい上司だと思われている」とか、「こんな人だと思われている」などについてディスカッションしていただきます。また、「僕はこんな悩みを持っている。」「こんなことができないんだ」っていうことも、開示しなければアドバイスやフィードバックをもらえない。だから、いかに自己開示をしていくかがディスカッションの肝となります。

瀬戸

「シップ」にフォーカスしたティスカッションなのですね。

滝川

そうですね。スキルの部分はビジョン構想といって、経営マインドスキル、ロジカルシンキングなどを講義で学ぶわけですが、それらは参考にはなるものの、それだけじゃ人は動かせない。「シップ」を持つことによってハードスキルが生きてくる。
よく「シップ」っていうのはOSで、「スキル」はアプリと比喩で説明しています。

どのような人に受講していただきたいですか?

滝川

何かしらご自身のリーダースタイルに課題感を感じていらっしゃる方ですね。
例えば、部下育成に苦戦されているとか、部下がついてこないですとか、そういった悩みは割と多くの方が抱えていると思うんです。
あと、「自分のリーダーというポジションは肩書だけのような気がする」、「実力が伴っていないんじゃないか」という課題を感じている方も気づきが大きいと思っています。

 

受講者や導入企業様からはどのような感想をいただいていますか?

滝川

多くの方から、他にはないプログラムですねという大変うれしい評価をいただいています。「主体性がない」とか、「部下に言うべき事を言えない」とか、「結果を出せない」という方が、克服できたという声を聞いたときや、企業担当者様から「Aさんの職場での言動が変わったよ」とか、「会議で発言するようになったんだよね」というお話を聞くと、非常にうれしく思います。行動変容の部分での評価はたくさんいただいています。

プログラムで360度評価を活用していただいていますが、 導入のきっかけは何でしょうか?

滝川

コースでは、開講後すぐに、自己理解をしていただくためにコーチングを実施します。その際に、ご自身の現在地、つまり受講生自身の強みとか弱みを定性、定量で可視化して確認していただくために、360度サーベイを導入してきました。
あまり抽象的だと、アクションプランが立てられないというのもありました。あと、共通言語としてコーチと対話するところでも、やはり数値化されたものが必要だと考えています。

滝本

プログラムが開発された段階から360度評価が必要だと?

滝川

はい。必要ないという声も中にはあったようです。受講者が仲が良く、好意的な評価をしてくれる方だけに評価をお願いした場合などは意味がないのでは、と。ですが、結局最終的にはいろんな方に依頼せざるを得なくなり、結果が数値で出るという意味で必要であろうと考えて当初から導入しています。
受講者や担当者にもお伝えしていますが、360度評価がなぜ必要かというと、「つもりの自分」と「相手からの評価」のギャップを可視化する事でその後のアクションに繋げ易いからだと。そこの仕掛けとしても導入したいという目的がありました。

トレーナーが、どのように活用していらっしゃるのか教えていただけますか?

滝川

コーチングの際に、この360度サーベイとEQテストを一緒に活用しています。
御社のレポート内容で、これは良いなと思うのは、やはり「ギャップ5」ですね。「トップ5」、「ボトム5」も確かに非常に分かりやすいですが、ギャップが、先ほどお伝えした「つもりの自分」の部分と「相手からの評価」の違いを一目瞭然で示してくれます。ここをまず見て、全体図を見たうえで、各ディメンション、評価項目に目を移していきます。そして最後にコメント部分を確認します。

2回実施されていますが、その意図とは何でしょうか?

滝川

行動変容をご自身で振り返っていただくためというのが目的です。
1回目でまずご自身の現在地を知る。そこから設定したゴールに向けてアクションを起こしていきます。その結果、行動がどう変わったかを見ていただくために、2回目のサーベイを卒業直前に行います。そして卒業合宿の中で振り返りを行います。

2回目を行って、実際に変化しているなという感じはお持ちですか。

滝川

ありますね。例えば「傾聴しない」だとか、「主体性がない」とかは結構パターン化して1回目で出てきます。それが、コメント部分で「会議での発言が多くなった」とか、「話を聞いてくださるようになった」など、コメント部分に明確に出てきます。定性、定量の部分が連動しているので、そこのポイントがぐっと上がったとか。御社のレポートは1回目から2回目の推移を見れるので、すごく良いですよね。

滝本

今の話をお聞きすると、やはり御社のプログラムに変化を起こさせる仕掛けがあって、本当に職場で変化が起きているからそれが結果に表れるという流れを作っているのだろうなとすごく感じました。

滝川

個々人によってその変容度合いは異なってはきますが、やはり1年間や半年間アクションを追っかけていきますので、そういった意味では何がしか手ごたえは感じていただけていると思います。

 

360度サーベイを活用していただく方に対して、 ノウハウがある御社からのアドバイスがあればお願いします。

滝川

360度サーベイを行う目的を事前に説明し、ご納得いただいたうえで実施をしていただくようにしています。
あとは、個人情報の取り扱いですね。特に企業担当者様は取り扱いに不安感もお持ちでしょうから、きちんと説明をして厳重注意していきますという表明をしたうえで実施するようにしています。
細かな部分では、調査期間を十分担保するといったところですね。
実際に実施した後は、非常に便利なツールですねというお褒めの言葉をいただくことも多いです。

最後になりますが、御社のプログラム導入を検討される企業様へ メッセージがあればお願いします。

滝川

リーダーとして部下をお持ちの方は勿論、次世代の若手新任クラスのリーダー、中堅とか経営幹部のリーダークラスへの育成が必要であると感じている企業様や、企業研修に参加しているが手ごたえがないという企業様にもお勧めできればと思っています。
但し、半年や1年という長期プログラムを本業と同時進行していただくことになりますので、非常に負荷がかかりますよ、というところをまずは検討していただきたいなと思います。そのうえで、それでも力をつけたいとか、それでも本気なんだというご意思があれば、いくらでも全力でサポートさせていただきます!!

瀬戸

面白いお話、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。

株式会社ビジネス・ブレークスルー

業種:マネジメント教育事業

従業員数:135名(連結:267名)

サービス名:360度評価 (サービス詳細はこちら)

WEBサイト:http://www.ohmae.ac.jp/ex/leadership/

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