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2019.03.22

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女性管理職~それぞれのStory~

COLUMN

360度評価

RIさんのStory<管理職→一般職→エリア限定管理職>

近年は女性リーダーが活躍する時代と言われるように、企業の規模にかかわらず管理職として働く女性が増えつつあります。
一方で、仕事ができるにもかかわらず昇進を躊躇する方もいらっしゃいます。

当社では、先輩女性管理職のリアルな声を聞き出して、これから管理職を目指す方が勇気を持てるようなコンテンツをお届けすることを目指しています。
仕事(出世)か?自分の幸せか?と考える30代女子、管理職になりたくない気持ちやためらいを抱えている方、新しく女性管理職を増やしたいと検討している経営者や人事責任者など、いろいろな方々の参考になれば幸いです。

私たちは、多くの女性たちが能力や個性を生かして力を発揮できる社会になることを願っています。

今回のゲスト:RI様(42歳)

プロフィール:大学卒業後メーカーに入社し営業部門に配属。6年目で管理職昇進。転勤をしながら管理職として勤務するが、結婚に伴う自己都合転勤のため一旦一般営業に戻る。その後上司の推薦でエリア限定職のなかでの管理職に昇進し現在に至る。

【現在の仕事】
業種:化粧品製造業
職種:社員および得意先の教育責任者、得意先の経営コンサルタントほか
ポジション:エリア限定管理職

入社からのキャリア:
・入社6年目に管理職昇進
・結婚に機に一般職に戻る
・エリア限定管理職に昇進

【目次】
1.28歳で管理職に→結婚を機に一般営業職にもどる→エリア限定管理職に昇進
2.部下が成長する喜び、増すやりがい、一方で肉体的負担もやや増加
3.“ポジションには固執しない、どんな状況にあっても自由でいる”
4.大切なのは人の弱みより強みを見ること、感謝する気持ちを持つこと

Story

1.28歳で管理職に→結婚を機に一般営業職にもどる→エリア限定管理職に昇進

新卒で入社したメーカーで営業部に配属され、入社6年目の28歳のときに初めて管理職になりました。その後は転勤しながら管理職として働き続けていましたが、結婚とともに住まいを移転することになり、自己都合転勤を申し出て、一旦、一般営業職に戻りました

もともと出世欲があるわけでもなかったので、それからは昇進の話をいただいても断っていました。ただ、ある時期に上司から2つの出世コースを提示され「どちらかと言えば……」という選択で、現在、エリア限定の管理職のポジションについています。

最初に管理職になったときは独身でした。昇進を両親が喜んでくれたのを覚えています。現在のポジションに昇進したときは結婚後だったため、出張が増えることもあり夫に相談しましたが、夫は私の体調を心配しつつも応援してくれました。

私自身、立候補ではないとはいえ辞令を受けてしまった以上、期待される成果を出そうと思い仕事に打ち込みました。私は管理職の役割とは「目標を達成し続けること」だと思っています。自分が置かれた目の前の仕事できちんと成果を出し続けることが、管理職になるためにも、なった後も大事だと思います。

2.部下が成長する喜び、増すやりがい、一方で肉体的負担もやや増加

管理職になったことで変化したのは、自分よりも周りからの見られ方だと思います。同じ発言をしても重みや影響力が違うので、自由奔放に仕事をしていた一般営業のときと比べ、戸惑いを感じることもありました。

それでも管理職になって一番良かったと思うのは、部下の成長する姿を見ることができることです。自分の考えが多くの人の仕事に影響を与え、それがダイレクトに業績に反映することにやりがいを感じることも多々ありました。

ただ、管轄範囲が広くなり出張が増えたことや、部下の人数が増えるためそれに伴う業務が増えたことで、友人からの誘いに応じにくくなったり、夫婦で過ごせる時間が減ったりした感覚はあります。

無意識のうちに仕事のことを考える時間は増えますし、仕事に穴をあけられないと思うと体調管理費もかさみます。休みの日には「出かけるより寝ていたい」と思うことが増えました。もっともこれは老化かもしれませんね(笑)。

3.“ポジションには固執しない、どんな状況にあっても自由でいる”

仕事において大切にしているのは自分の意志を持つことです。私は、仕事と仕事以外の時間を区切らず遊ぶように仕事をする、遊びの中からも仕事のヒントを得る、どんな状況にあっても自由でいる、ポジションに固執しないことをポリシーとしています。そして、なによりも周りの人に感謝の気持ちを忘れないことを第一に考えています。

プライベートでは夫が多忙なこともあり、もともと家事を外注していましたので、管理職になってからも特に負担をかけている意識はありません。自宅で快適にくつろげる環境を、お互いが作っているような感じです。ただ、たまに仕事で疲れて八つ当たりすることはあります。それでも受け止めてくれる夫の器の大きさに甘えている面もあり、夫がいるおかげで頑張れている部分は大きいと思います。

今の生活の時間配分は仕事が60%、夫との時間が25%、趣味や自分の時間が15%とやはり仕事中心になっているので、理想を言えば仕事の時間をもう少し減らし、仕事と同じくらいの時間を夫とともに過ごしたいと願っています。

4.人の弱みより強みを見ること。感謝する気持ちを持つこと

管理職を目指す方にメッセージとしてお伝えしたいのは、自戒の念も込めてですが“人の弱みではなく強みを意識的に見つけて伸ばし、チームや組織を強くする”という気持ちで仕事をして欲しいということです。そうすることで周囲への感謝の気持ちも増し、仕事のやりがいも大きくなると思います。

また、これは女性に限りませんが自分の機嫌を自分でとれない人、例えば、すぐ不機嫌になる人、沸点が低い人などは会社で孤立しやすくなります。女性の場合ホルモンバランスの影響を受けやすいのですが、意識していれば必ず鍛えることができますので甘えずにメンタルコントロールにもきちんと向き合ってほしいと思います。

私自身の今の目標は、現在のポジションで成果をきちんと残し、自分の部下を昇進させることです。そして長期的な目標は、いつか自分の部下や後輩だった子たちが仕事を頑張って出世した時に、その下で働くことです。

適切なタイミングで、次の世代にバトンを渡していけるように、これからも目の前の仕事に真摯に取り組んでいきたいと思っています。

まとめ

女性の仕事に対する価値観は多種多様ですが、仕事中心に人生を考える女性はむしろ少数派であり、多くの女性が家族、交友関係、趣味などの人生全般を充実させることを大切にしています。

RIさんも、もともと上昇志向はそれほど強くなく、会社で評価されながらもパートナーとの時間を大切にするために、一度は管理職のポジションを返上しています。2度目の管理職昇進となっても、ワークライフバランスを大切にするスタンスは変わりありません。

常に自分とって何が一番大切かという基準で人生の岐路の選択を行っているRIさんは、自分の軸がしっかりしているからこそ、環境が変化してもぶれずに目の前の仕事に集中できるのでしょう。RIさんの働きかたは、これから管理職を目指す多くの女性たちの参考になると思います。

 

-関連記事:女性管理職~それぞれのStory~<さくらさん 経理→管理職→専業主婦>
https://www.realone-inc.com/information/femalemanager919091/

 

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