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2019.02.28

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女性管理職~それぞれのStory~

COLUMN

360度評価

HMさんのStory<管理職→ヨガインストラクター>

360度評価サービスを利用されるマネージャーの方々が、管理職の仕事にどのようなやりがいを感じておられるのか、どのように成長されてこられたのか、業務やプライベートで日々心がけておられることはなにかなどは、皆さんの興味のあるテーマだと思います。

このシリーズでは、現役の女性リーダーにスポットをあて、女性ならではの目線で仕事について語っていただきます。今まさに管理職への昇進を含めてご自身のキャリアについて考えている方、仕事とプライベートの両立に悩まれている方などをはじめ、皆さんの仕事への原動力になるような記事をお届けできればと考えています。

これからの時代を見据え、有能な女性たちがイキイキと活躍し、仕事を通じて人生を一層充実できる社会になることを願っています。

今回のゲスト:HM様(39歳)

プロフィール:大学卒業後、出版社に4年間勤務しアパレル会社へ転職。プレス、ヴィジュアルコーディネーターとして活躍。
第一子出産後の33歳に管理職昇進。1年後再び産休に入るが、第二子出産がきっかけとなりライフスタイルを見直し、ヨガインストラクターに転身。現在は、自分自身のブランドでヨガのレッスンやセミナーを行うかたわらライターとしても活動。ライフスタイル全般について発信することを目標にしている。

【前職】
業種:アパレル
職種:ヴィジュアルコーディネーター
ポジション:管理職

【現在】
職種:ヨガインストラクター、ライター
ポジション:フリーランス

【目次】
1. 33歳で管理職昇進。仕事のやりがい、人との出会い、充実した日々
2. 管理職の仕事と子育ての両立…第一子出産後、実はボロボロだった
3. 二人目の出産で転身を決断。ヨガインストラクターとして独立
4. 後輩へのメッセージ&新しい目標

Story

1. 33歳で管理職昇進。仕事のやりがい、人との出会い、充実した日々

大学卒業後は出版社の編集部に勤務していました。5年目にアパレル会社へ転職。広報部でプレスとして2年間働き、第一子出産のため一旦産休。2年後に会社に復職してからは、ヴィジュアルコーディネーターとしてさまざまな企画に携わりました。

33歳のときに管理職に昇進します。企画全体をディレクションできる立場になり仕事のやりがいはさらに大きくなりました。自分でアンテナを張り、発想をカタチにし、イノベーションを起こせたときの嬉しさはひとしおです。その場を通して新しい出会いが広がっていくことも喜びでした。そのときのご縁は今に至るまでつながっています。

管理職になってからは、常に自分の熱量と行動力、付加価値、そして相手に与え続けることを意識していました。ポジションが変わることで視座もガラリと変わります。昇進したことで大きく成長できたと思います。
ただ、責任の大きさやプレッシャーに押しつぶされることもありました。子育てもしていましたので、決まった時間になると、子供と向き合わなければなりません。

家事や育児をしないで、仕事に専念できたらどんなにいいか……

正直そう思ったこともありました。
今思えばそのころは働くことにこだわりすぎて、子育てよりも自分中心の思考になっていたと思います。

2.  管理職の仕事と子育ての両立……第一子出産後、実はボロボロだった

仕事と子育ての両立は大変です。自分は自宅から30分ほどの場所に実母が住んでいたので、子供のお迎えに間に合わないときはピックアップしてもらったり、夕食を作ってもらったりすることができました。まだ恵まれていたほうかもしれません。

それでも、仕事の締め切りに追われてくると、子供を寝かしつけながら寝落ちしてしまった後も、夜中や早朝に再び起きて作業をしていました。まとまった時間がとれず、寝不足で仕事と家庭に追われる日々が続くと、夫に当たってしまうこともありました。

なぜこんなに忙しいのに、夫は手伝ってくれないのか?

なぜ私ばかりが、こんなにすべてを、やらなくてはならないのか?

今思えば大変さがピークのころは夫婦の会話も少なく、夫にも思いやりを持てていなかったと思います。第一子を出産したあとの自分は、実は頭でっかちで、身体も心も疲れ切って、ボロボロになっていました。

3. 二人目の出産で転身を決断。ヨガインストラクターとして独立

その後、第二子出産のために再び産休に入ります。2人目が生まれたとき、初めて母親になる覚悟ができたと思います。
仕事も大切ですが、自分は何よりもまず「健やかな心身を持つ母親でありたい」と考えました。

アパレル会社を退職し、家庭と仕事のバランスがとれた生活をおくるためにヨガインストラクターに転身しました。とはいえ、ジムやスタジオに雇われると単価が低いためレッスンの数をこなさなくてはなりません。そうなると同じことです。
何より、自分が伝えたいこと、お客様が知りたいことを、ダイレクトかつ本質的に指導したいという思いがありました。ヨガだけでなく充実したライフスタイル全般について発信していきたいと考え、自らのブランドを設立しました。

現在の生活は、仕事、子育て、パートナーと過ごす時間がちょうど同じくらいのバランスになっています。
自分としてはもう少し仕事を抑え目にして、子育てに時間を配分したいと思っています。自分自身のための時間ももう少し増やしたいですね。

4. 後輩へのメッセージ&新しい目標

最近は、結婚や出産をしても管理職として働き続ける女性が増えています。残業ができない、土日出勤ができないなどの理由で、会社でのキャリアを諦める必要はありません。むしろ、結婚、出産などの経験が人生の糧となり、人間力が増していくと思います。

管理職になると、プレイヤーとは仕事の捉え方が変わってきます。管理職になった方は、明確な目標を設定し、戦略、戦術を踏まえ、未来を恐れずに邁進してください。私自身はこれまでの経験や実績を活かし、現役プレイヤーとして頑張っているみなさんの底上げになるような働き方をしたいと思っています。

5年後、10年後は子供も自立し、自分の時間を多く持てるようになると思うので、独立して会社を設立し、新ビジネスを立ち上げたいと思っています。

まとめ

働き方が多様化している現代、ワークライフバランスをどう設計するかは、一人ひとりの選択であり自由です。女性管理職として活躍していたHMさんは、第二子出産後にヨガインストラクターになるという思い切った転身を決断しました。子育ての期間は、仕事中心ではなく、子育て、夫婦の時間をなるべく増やせるようにポートフォリオを設計されています。再び、仕事のバランスを増やすのは5~10年後。将来の独立など長期的な目標もふまえ、キャリアデザインを描いています。いろいろな経験を積んで挑む、10年後のHMさんの新ビジネスがどのような飛躍を遂げられているのか、非常に興味の高いところです。

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